魚住英里奈(ちゃす)

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ゲストリストは母だけ

15歳、母の元を離れた父子家庭になった会うことは無くなり絶縁状態の母と、時を冷まして家族の話は一切しないずっと歳の離れた女性の友人という感覚で再会するようになった7.26「享年二十歳」単独公演に熊本から母が見にくると連絡が「今回もゲストにしてよねえ」と言われ「おいちゃん、ゲストは書かないポリシーがある」と返事をしたワンマン当日会場5分前、急いだ、店長に「アキコで一人!ゲストで!母です!」と言いにいった真っ白なリストに母親の名前を、書いてもらった「ポリシーだせえ、ゲストは母」ライブを終え翌日単独公演でちょっぴり稼いだお金をだせえがま口の財布に窮屈に押し込んで新宿で母と待ち合わせ「昨日のライブほんと素晴らしかったよねえ〜希望が見えましたわ」「そうか、それはすげえおいちゃんデパート行きたいんだよね」てきとうな返事。アキコは化粧品と服が大好きアキコ「デパート何買うとね?」「なんか、口紅とか、奮発してみたいじゃんステージ立つんだし」母はデパートに着くと「イヴ・サンローランがいいんだけどーでもトムフォードも気になる、高いから買えないけど」デパートに連れ出したのは私、化粧品を眺める母について行くだけ巡り巡りたどり着いて「ねえ!この口紅似合ってるんじゃないですか私〜」鼻に付く喋り方をする母です「真っ赤ね、いいね、よし買おう」ダサい財布からお金を出してダサいから財布は隠しながら口紅をあげた「あらー優しいじゃない〜」鼻に付く喋り方をする母です「熊本帰る時連絡して昔のじいちゃんの事とかもう許してあげて、、じいちゃんも反省してるけん、、、入院してもう先も短い、」じいちゃんは私をずっと殴ってきた「」てきとうな返事はしなかったそうしてまたねと口紅をつけて母は帰ってった真っ赤な真っ赤な口紅その瞬間私から見ればその時1番その真っ赤な口紅がよく似合う素敵な女性でしたどんどん綺麗にしてやりたい新しい目標を持ったって話忘れられないけど忘れるよ綺麗に、覚えておくよ真っ赤な真っ赤な口紅似合ってました次はGUCCIの財布とか言われたらどうしよう2019.7.27